お子さんに多い症状・お悩み

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お子さんの体調不良

子供が風邪をひいたら

お子さんが体調を崩して熱を出したとき、親御さんから「耳鼻科と小児科、どちらに行かせたら良いのか分からない」というご相談を受けます。どちらの科を受診するか明確な決まりはありません。それぞれの先生によっても治療方針が違うため、親御さんにとっては難しい判断であると思います。

一般的に子供の免疫機能は大人に比べて十分発達しておらず、様々な感染症に罹患しやすいです。また保育園や幼稚園で集団生活を送っていると感染症が流行しやすい傾向があり、とくに3歳くらいまでは医療機関を受診する機会が多いと思います。

耳鼻咽喉科専門医の立場から、受診のポイントについてまとめてみました。

耳鼻科の特徴

耳鼻科は耳・鼻・喉をはじめとする、首から上の症状や疾患を専門とします。

親子受診が可能

子供の風邪が保護者に移った場合でも、親子で同時受診が可能です。
同時に診察することで、診断や必要な薬を考える際に参考にもなります。

診察するための機械・器具が充実している

子供は耳の穴や鼻の穴が狭いので、診察時には耳鏡や鼻鏡を使用します。また、観察が困難な場合は、顕微鏡や場合によっては内視鏡を使用し、より良い条件で正確な所見をとることが出来ます。

専門的な処置ができる

耳垢が溜まっていると鼓膜が見えません。耳鼻科ではそういったときにすぐに耳垢を取り鼓膜を観察することができます。

鼻水が溜まっている際も、診察室に鼻水の吸引機があるため吸引することができます。
吸引することで症状を楽にし、鼻水の色や量、性状(サラサラかネバネバか)観察することで処方する薬の参考にもなります。重症の中耳炎の際には、鼓膜切開を行うことができます。

耳鼻科受診をお勧めする例

盛岡のちば耳鼻咽喉科クリニック

小児科での診療が困難だった場合

「熱が出て小児科を受診したが、耳垢で鼓膜まで診ることができなかった。」
この場合は、耳鼻科で中耳炎になっていないかチェックしましょう。とくに入浴後や寝る前に大泣きする場合は耳が痛い可能性があります。

RS感染症などに罹患し、症状が再発した

「一旦熱や鼻水は治まっていたが、再度高熱が出始めた」という場合、また、ひどい鼻風邪の後に再度熱が出始めた場合は、急性中耳炎や副鼻腔炎などの細菌感染を来たしている可能性があります。そのケースは、耳鼻科受診をお勧めします。

いつも鼻水が出ている

ただの鼻風邪ではなくアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の可能性があります。鼻水の性状や鼻の粘膜の様子、アレルギー検査、鼻汁好酸球検査、培養検査などを行える耳鼻科受診をお勧めします。

いつも鼻が詰まっている

鼻炎のこともありますが、小学生以下のお子さんの場合はアデノイド肥大の可能性もあります。内視鏡で観察が可能です。

小児科の受診が必要な例

お子さんが熱を出す際は、鼻水・咳といった風邪の症状が多いです。しかし、中には別の疾患も併発している可能性があります。風邪症状のほかに何か気になる症状がみられる場合は、子供の全身疾患を専門とする小児科が望ましいと考えます。また、ワクチン接種のスケジュールや発達の相談なども一般的に行われているクリニックもあります。

熱+全身の発疹

発疹などの見た目で診断できる疾患は、その疾患をたくさん診たことがある先生の方が診断がつきやすいと思います。
とくに、ヘルパンギーナや手足口病などは口の中に所見があるので耳鼻科でも比較的診断がつきやすいものですが、「熱+全身の発疹」は、小児科(または皮膚科)の先生の方が、ご経験が豊富です。

熱のみ、熱+下痢、熱+嘔吐

子供の熱では、いわゆる「鼻風邪」つまり鼻水、咳を併発することがとても多いです。
そのような症状がなく「熱のみ」「熱+下痢」「熱+嘔吐」を認める場合は、小児科受診をおすすめします。

熱が5日以上持続する場合は、小児特有の病気である川崎病を疑う必要があります。
下痢や嘔吐を伴う場合は急性胃腸炎のこともありますが、まれに髄膜炎を来していることがあります。

生後3か月未満の熱

生まれたばかりの赤ちゃんはお母さんからの免疫が残っているので、熱を出すことはほとんどありません。
生後3か月未満で熱を出す場合は、入院して検査が必要になることもあるので小児科受診をおすすめします。

まとめ

どちらを受診するか迷う場合でも、当院を受診して頂いて大丈夫です。
診察後に他科の受診が必要な場合は、こちらからお伝えします。

まずはお気軽にご相談ください。

こんな症状、お悩みはありませんか?

風邪の症状

咳・鼻水・のどの痛み

盛岡市で鼻風邪の症状は、ちば耳鼻咽喉科クリニックお子さんの風邪の症状は、発熱を併発した「鼻水・咳・のどの痛み」などが多い傾向にあります。この症状・疾患は、耳鼻咽喉科が得意とする領域です。もし、小児科に通院していて「咳が止まらない」などの症状がみられた場合は、鼻汁が喉に回って咳が出ていることも想定されます。一度、耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめいたします。

こんな時は、悩まずご相談ください
  • 熱がでた
  • 鼻水がとまらない
  • 鼻づまりで苦しそう
  • 咳が止まらない
  • のどが赤い
  • くしゃみが出る
  • タンが出る

など

中耳炎を伴う風邪症状

中耳炎を伴う風邪症状|盛岡市のちば耳鼻咽喉科クリニック風邪で鼻水が多いときには、中耳炎の症状が隠れていることが多いです。「急性中耳炎」であれば痛みや熱が出ることも多いですが、それらの症状がでないお子さんもいらっしゃいます。また滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)は痛みや熱はないため、気付かれないこともあります。長期化して将来の難聴や慢性中耳炎の原因になってしまうケースもありますので注意が必要です。

お子さんの耳はとても狭く、顕微鏡や内視鏡で見なければ正確な観察はできません。他にも風邪だけで判断してしまうと、アレルギー性鼻炎や花粉症、副鼻腔炎の可能性を見逃してしまうリスクがあります。

当院は診療椅子に内視鏡を完備しておりますので、耳・鼻・喉の状態をわかりやすく親御さんへお伝えすることができます。

咳・呼吸が苦しそう

夜中や朝方の咳症状

膿が副鼻腔内にたまる副鼻腔炎

副鼻腔炎|盛岡市で副鼻腔炎の症状は、ちば耳鼻咽喉科クリニック副鼻腔炎とは、風邪などに引き続き起こる細菌感染が原因で、病原菌が鼻や副鼻腔の粘膜に増殖して炎症を起こし、膿が副鼻腔内にたまる病気です。

副鼻腔炎の鼻汁は、鼻の前方よりも後方となる「のど」の方に流れていきやすいです。とくにお子さんは、寝ている時に鼻汁がのどに流れ込み、咳の症状がでるケースが多いです。また、就寝中にのどに溜まってしまった鼻汁によって、朝起きた時もしばらく咳が続く傾向にあります。お子さんの咳が長引く時には、一度、ご相談ください。

お子さんの咳症状では、副鼻腔炎と同時に一時的に気管支が狭くなっている場合も考えられます。その際は、小児科の先生と連携をとりながら、診療を進めていきます。咳の原因は多種多様です。副鼻腔炎の診断と同時に、他の病気の合併がないかも確認します。

胸痛・腹痛(下痢、便秘)

小児科と耳鼻科の併用

胸痛・腹痛(下痢、便秘)の症状がみられる方で

  • 肺炎が疑われる症状がある(高熱、咳)
  • 腹痛や下痢症状を繰り返す
  • 皮疹(湿疹)が出ている
  • 喘息や心臓などの持病がある

など、皮膚症状や消化器症状などの全身疾患がみられる場合は、まず小児科で診てもらうことをおすすめします。

ただし、これまで中耳炎や副鼻腔炎(蓄膿症)を繰り返しているお子さんは、風邪によって症状が悪化することが多いです。小児科を受診した後にでも、一度、耳鼻咽喉科で耳や鼻を詳しく診てもらいましょう。(咳・鼻水・のどの痛みであれば、耳鼻咽喉科が専門領域です。)

合併症に注意

風邪症状は市販のお薬を服用したり、そのまま安静にしておけば自然に治る場合があるため、様子をみる親御さんが多いです。しかし、風邪がこじれると、気管支炎、急性副鼻腔炎、中耳炎(急性中耳炎、滲出性中耳炎など)の合併症を起こしやすい傾向にあります。十分に注意しましょう。

朝なかなか起きられない

小児睡眠時無呼吸の症状

  • 朝なかなか起きられない
  • 日中、ぼーっとしていることが多い
  • 就寝中、ときどき呼吸がとまる
  • いびきをかくことが多い

以上のようなご相談をいただくことがあります。

お子さんの約10%程度は、いびきをかくと言われています。頻度も少なく、すやすやと軽いいびきであれば問題ありません。しかし、激しいいびきがみられ、寝ている間の呼吸が苦しそうに感じる場合は「睡眠時無呼吸症候群」を疑います。

お子さんの睡眠時無呼吸症候群の原因は、鼻の一番奥、喉との間の上咽頭にあるリンパ組織のかたまり(アデノイド)の肥大や、扁桃肥大であることが多いです。

当院では、睡眠時無呼吸症候群の簡易睡眠検査ができます。詳細は、下記のページをご覧ください。

 

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