ダニのアレルギー舌下免疫療法

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ダニアレルギーの治療と費用

アレルギー舌下免疫療法

アレルゲンとよばれるアレルギーの原因となるものを、少ない量から体内にいれていく治療方法です。

アレルゲンを、1分ほどお口の中(舌の下)に含ませて、しばらくしてから飲み込みます。(口に入れるとすみやかに溶けます。)

これを毎日継続することで免疫を作り、アレルギー体質を徐々に改善していくことができます。

ダニのアレルギー舌下免疫療法

薬の名前は「ミティキュア」といいます。

ダニのアレルギー舌下免疫療法は日本では2015年から開始され、ちば耳鼻咽喉科クリニックでは現在まで約●名の方がこの治療を行っています。(2021年●月現在)。

ダニのアレルギー性鼻炎でお悩みの方、皆さんにおすすめしたい治療方法です。

こんな患者さんが服用しています

当院では下記のような方が、アレルギー舌下免疫療法によってダニアレルギーの治療を行っています。

  • 症状軽減のために服用する薬を継続して飲みたくない、減らしたいと考えている方
  • 薬で眠気等の副作用が出る方
  • 重症なダニアレルギー患者さんで、内服薬の治療効果が十分でない方
こんな患者さんにもおすすめです
  • 将来の受験期に備え、症状を軽くしたいと考えている学生さん(10~16歳)
  • 数年以上先に、妊娠・授乳を考えている女性の方
治療費について

アレルギー舌下免疫療法は、保険が使える治療です。

3割負担の方

1か月の診察料を含め、約2,500円程度です。

治療上の留意事項・注意点

治療に伴う留意事項

対象年齢

スギ花粉症のアレルギー舌下免疫療法の治療を受けることができるのは5歳以上の患者さんです。

継続期間と治療効果

年中、毎日継続しなければいけない治療です。時々、忘れても大きな問題にはなりませんが継続する努力がとても大切です。

「年間を通して毎日薬を服用することはできますか?」
「最低でも2年間、治療を継続する努力ができますか?」

当院では、まず2年間を目標に実施していただき、その効果を確認していきます。

効果のある方にはさらに1~3年間程度、治療の延長をお勧めします。
治療期間が長いほど、その効果も長く続きます。
少なくとも2年間、できれば3~5年間が望ましい治療期間です。

約80%以上の方に、治療効果がみられます。

治療に伴う注意点

治療による副作用・リスクについて

スギ花粉症のアレルギー舌下免疫療法は、これまで大きな副作用の報告はほとんどありません
しかし、稀に下記のような軽い副作用が生じることも想定されます。

  • 口の中のかゆみ、ヒリヒリ
  • 口内炎の発生

など

これらの副作用は治療開始から1か月以内に生じることが多いです。

そのため、治療方法をしっかり守っていただき、治療開始初期はとくに注意しながら様子をみて進めていく必要があります。

治療の成果

6か月以上治療された方

ダニアレルギー治療の成果|盛岡市でアレルギー舌下免疫療法は、ちば耳鼻咽喉科クリニック

  • アレルギー対処治療薬を服用しなくなった方:25%
  • 薬の量が減った方・薬を変更できた方:40%

著効 31%・有効 55%・不変14%、という結果となっています。

治療を中止された方

全体の5%未満と、ほとんどの方が継続して治療ができています

副反応について

約半数の方に、「口のかゆみ」など軽度の症状がみられました。
ほとんどの方が、治療開始から2週間までの間に起こっています。

治療のながれ

1回目の治療

まずはクリニックで診断・治療

最初の1回目の治療はクリニックで診断後に開始いたします。
薬を服用後、 30分は待合室でお待ちいただき、お体への異常がないか観察させていただきます。
受付開始〜治療・経過観察〜受付終了まで、概ね2時間程度の時間を要しますのでお時間に余裕のある際にお越しください。

※ 治療開始日は日時予約制です。

その後の通院

初回治療の1週間後と2週間後に再度、診断が必要です。開始当初に、日にちを決めて受診していただきます。
副作用が無く、確実に安全に治療できているかを確認させていただきます。

その後は1か月に一度、さらに2か月に一度と来院頻度は少なくなります。

2回目以降の治療

それ以降は、ご自宅で

2回目以降はご自宅でお薬を服用していただきます。
不安なこと、気になる症状がありましたら、遠慮なく当院へご相談ください。

セルフケア

日常的に実践できる対策

アレルギー疾患は、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を体内に侵入させないことが大切です。

空気中には、ハウスダストをはじめ、カビや花粉などが浮遊しています。それらを吸入してしまうことで、アレルギー性鼻炎をはじめとするアレルギー症状を発症します。アレルギー性鼻炎の治療についても薬物療法だけでは不十分です。

日常的にセルフケアをしながら、予防していきましょう。

詳しい対策については、下記のページをご覧ください。

詳しくはこちらへ

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